twitter mixie facebook google
twitter mixie facebook google

ジュニア・フィルム・カーニバル

2013.01.10

最終:ジュニア・フィルム・フェスティバル作品Web公開:「携帯依存症(Celulife)」:日伯学園 制作

この作品で、2012年のジュニア・フィルム・フェスティバルの作品の紹介は最後になります。


●「携帯依存症(Celulife)」 日伯学園(Instituto Educacional Centro-Nipo Brasileiro)制作

最後になってしまいましたが、ジュニア・フィルム・フェスティバルの作品への、日本語字幕翻訳は、東京外国語大学外国語学部欧米第二課程ポルトガル語専攻2年の3名の学生に挑戦してもらいました。

彼女たちに、自己紹介と字幕翻訳をしてみた感想を書いていただきました。

_______________

初めまして、東京外国語大学ポルトガル語専攻の小林瑠音です。今回のジュニアフィルムカーニバルには所属しているAmigosというサークルを通じて関わり、短いながら映画字幕の作成という学生の身ではめったにできない作業をさせていただきました。作業中は字数制限はもちろん、原作のニュアンスにそった翻訳にも苦労しました。話し手の呼びかけ方や口調を考えながら作業をし、ブラジル映画祭で日本語の特徴を再認識するという結果になりました。簡単ではない作業でしたが、それでも完成した作品をスクリーンで観てこそばゆい達成感を感じています。映画祭にいらっしゃる方々にも、少しでもジュニアフィルムカーニバルを楽しんでいただけることを願っています。
_______________

東京外国語大学ポルトガル語専攻2年の森田響です。
今回1作品たった1分のショートムービーでしたが翻訳に字幕作りという仕事を初めてさせていただいて、
その予想以上の難しさに苦戦するとともに言いようのない楽しさを覚えました。
子どもたちが1分の中に込めたメッセージを皆さんに少しでも多く伝えられるよう努めました。
どうぞ楽しんでください!
_______________

大学入学前から映画字幕翻訳の仕事に関心がありました。現在、大学でポルトガル語を専攻しており、縁あって今回の企画に参加させていただきました。
一分間の作品ではあるものの、ブラジルの若者言葉やポルトガル語独自の表現を日本語に翻訳するという作業には苦戦を強いられました。実際に1時間以上ある映画を翻訳する際には相当の時間や労力を要するのだと思います。映画を翻訳する際に「笑い」を翻訳するのが一番難しいと聞くのですが、今回の作業でそれを感じる場面もありました。
しかし、その作業は同時に言語や文化、そして翻訳に関心を持つ私にとって面白いものでもありました。これからも、今回の経験を活かして「映画字幕翻訳家」という目標に向かっていきたいです。(山崎梨央)